今まで使ったなかで「これだ」と気に入ったのは1枚だけです。
それが古びてから何度も新たに買ってみたけれど、それがすべてハズレ。使い心地が微妙に気に入らない。
痛すぎたり上すべり感があったり。
500円ぐらいのものなので、ハズレでもしばらく我慢して使うものの、念のため捨てずにおいた古タオルが結局復活。
うちのお風呂場には、20年使っていまにも化けそうなボロボロが大切に祀ってあるのです。
そういえば、こどものときは、「へちま」を使っていました。
固かったりヘタっていたり、ちょうどいい時期が短かったような気がします。
エレベーター誰も無口で上向いて、このごろ見ない垢擦りへちま
高野公彦『水苑』2000
高野公彦『水苑』2000
禍転じて……福とならざる夏の日のへちまぼんやり見てゐたるのみ
永井陽子『てまり唄』1995
夏のへちまをたわしに変えて友達に膝を抱えて眠れと言う
堂園昌彦『やがて秋茄子へと到る』2013
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