ひょーたん
高柳蕗子の短歌評論ブログ「ひょーたん」です。 テーマ別短歌コレクション。短歌の評論に関わる雑メモなど。ロビン・D・ギルさんにご協力いただいた狂歌コーナーも。#短歌評論 #高柳蕗子 #ひょーたん
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2019年10月28日月曜日
富士の見立て(6) これはシモ系? 影を踏まれないように引っ張る?
品川に富士の影さえ引きにたり貝ふむ泥の足を厭うて まさ雄K1806
F:あ、これはもしかして、シモ系だったりしますか?品川には遊郭があったような。それに「にたり貝」は女性の大事なところに似ている貝ですよね。
G:品川の風景の浮世絵に、着物の裾をまくって足をむき出しにした女性が描かれている。潮干狩は足でさぐって蛤を「踏む」と言う。明治時代までは女人禁制だった富士は、女性に踏まれては不面目だったろう。
F:あー、なるほど。それで影さえ踏まれたくなくて、品川の影を引っぱっているのか。(笑)
(続く)
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